頚椎椎間板ヘルニア手術の安全性と合併症などの症状

藤枝平成記念病院のホームページによりますと、頚椎椎間板ヘルニア手術では脊髄に対する圧迫を取り除き、頸椎を固定することで症状を抑えるのが目的です。頚椎椎間板ヘルニア手術の大部分は手術用顕微鏡を用いて、明るい術野のもとに、神経や血管などの色々なものを大きく拡大しつつ慎重に行うため、手術用顕微鏡を使用しない場合と比べ安全なものとはなっているようですが、それでも以下に述べるような合併症などの症状があり得ると言うことです。


・食道、頸動脈の損傷
・硬膜(頸椎の中で脊髄を包んでいる袋状の組織)の損傷、及びこの硬膜の中に含まれている脳脊髄液が創部から体外へ漏れること。及びこれに引き続き生じる髄膜炎
・頸椎を削除する際に使用する高速回転のドリルによる脊髄・神経の損傷(損傷の程度により四肢麻痺、上肢麻痺などが生じる)
・術後の血腫形成による脊髄圧迫(四肢麻痺の危険性)
・移植骨の脱落・骨折など
・創部感染
・採骨部の痛みやしびれの持続
・上肢の挙上障害
・その他のまれな合併症として深部静脈血栓症。肺炎などの感染症など


これらの合併症の症状があり得ると考えられます。藤枝平成記念病院のスタッフは、過去20年間に頸椎前方到達法の手術を約400例の頚椎椎間板ヘルニア患者さんに行ってきましたが、幸いにも移植骨の脱落を2例で認めた以外は上記に記載したような合併症などの症状はなかったとのこと。しかしながら頚椎椎間板ヘルニア手術はこれらの合併症などの症状が起こりうるものであることから、慎重なうえにも慎重を期して行う必要があるようです。